1. 期間の定義(広告マネージャ実測の連続出稿期間・全4期=出稿5回)
| 期 | 期間 | 日数 | クリエイティブ | 消化 | CTR | CPM |
| 第1期 | 1/31〜3/4 | 33日 | 初期クリエイティブ | ¥323,810 | 2.11% | ¥3,950 |
| 第2期 | 3/25〜5/9 | 46日 | 〜4/21初期 → 4/22から4本ローテ | ¥475,226 | 1.98% | ¥3,414 |
| 第3期 Part1 | 5/25〜6/18 | 25日 | ハート画像 | ¥242,754 | 1.41% | ¥2,994 |
| 第3期 Part2 | 6/19〜7/3 | 15日 | 経営者画像(期中差し替え) | ¥150,036 | 1.16% | ¥2,754 |
| 第4期 | 7/25〜(進行中・今回) | 4日 | MCAA Loop製・願望訴求3種 | ¥49,435 | 2.58% | ¥2,327 |
⚠️ 第4期の変更点は3つ: ①広告クリエイティブ ②ステップLINEの内容 ③LPヘッダー画像。ただしセクション4のPRTimes対照により、ボトルネックは①(流入の質)側と切り分けられる。
2. ファネル全段階の実数と割合(UTAGE実測・Meta経由コホート)
| 段階 | 第1期 2月 | 第2期 4月 | 第3期Part1 ハート | 第3期Part2 経営者 | 第4期 今回 |
| ① LINE登録 | 116人 | 128人 | 79人 | 56人 | 19人 |
| 登録CPA | ¥2,791 | ¥3,713 | ¥3,073 | ¥2,679 | ¥2,602 |
| ② 特典LINE到達(②/①) | 106人(91%) | 114人(89%) | 73人(92%) | 44人(79%) | 13人(68%) |
| ③ 動画95%視聴(③/①) | 27人(23.3%) | 30人(23.4%) | 14人(17.7%) | 6人(10.7%) | 0人(0%) |
| ④ 審査フォーム(④/①) | 13人(11.2%) | 18人(14.1%) | 5人(6.3%) | 4人(7.1%) | 0人 |
| ⑥ 本講座成約 | 6件 | 6件(広告経由4) | 0件 | 3件 | 0件 |
| 売上(1契約¥248,000) | ¥1,488,000 | ¥1,488,000 | ¥0 | ¥744,000 | ¥0 |
| ROAS(全成約ベース) | 4.60倍 | 3.13倍 | 0 | 4.96倍 | 0 |
ROASの計算方法: ROAS = 期コホートの本講座売上 ÷ 期の広告費(Graph API実測)。売上=成約数 × ¥248,000(第1期・第2期は実測単価、第3期Part2は同単価で仮置き)。第2期のみ広告経由の内訳記録あり(6件中4件)=広告経由のみのROASは2.09倍(API分母。当時のシート集計分母では2.19倍)。他の期は経由内訳未集計のため全成約ベースで統一。成約は各期3〜6件と少数のため、ROASは±1件で大きく動く点に留意。
・第4期の③は視聴期限(登録日含め3日)が閉じた10人(7/25〜26登録)でゼロ確定。7/27以降の9人は進行中。
・②③④の母数には経路不明の直接流入が数人含まれるため割合は近似値(各期とも広告経由が96%以上)。
・第2期の成約・売上は2026-05-11作成の振り返り記録より。第1期の成約6件・単価は児島の記録。第3期Part2の成約3件は6/28・7/5・7/6。
過去レポートとのCPA差異(重要な注記): 第2期振り返りの「登録67件・CPA¥6,767」はMeta管理画面のピクセル計測CV(iOS計測漏れ等で過小)。本資料はUTAGE側の実LINE登録数(128人)で統一しており CPA¥3,713 となる。以後この基準で定点観測する。
3. 何が起きているか:動画完走率とROASの時系列
- 第1〜2期は「登録者の4〜5人に1人が87分動画を完走」→ フォーム11〜14% → 成約各6件が成立していた。
- 登録CPAは全期ほぼ横ばい(¥2,600〜3,700)。登録は同じコストで取れ続けているのに、「動画を見る人の割合」だけが期を追うごとに落ちてきた。
- ハート期の教訓: 完走17.7%あっても成約0(他責層の流入)。完走率は必要条件であって十分条件ではなく、最終的には「どの層が来ているか」が決める。
- 経営者画像(第3期Part2)は完走率10.7%と低いがROAS 4.96倍と資金効率は歴代最良=少数でも刺さる層に刺さる「少数精鋭型」。
- CTRは判定材料にならない(第1期2.11%で完走23% / 第3期Part2 1.16%で成約3件 / 今回2.58%で完走0%)。先行指標は完走率とステップLINE開封率。
4. ボトルネックの切り分け(第4期は3変数同時変更のため)
| 証拠 | 事実 | 意味 |
| 1通目クリック | 広告経由15人全員が動画URLをクリック(100%・過去93%) | 配信・リンク・導線は正常 |
| PRTimes対照 | 7/28夜にPRTimes経由で登録した1名が、同じLP・同じ新ステップLINE・同じ動画を通ってその晩に95%視聴完了(7/25以降で唯一) | 下流(新ステップLINE・新LPヘッダー・動画)は完走者を出せる=下流は主因ではない |
| 広告コホートの行動 | 2通目以降の開封率が崩壊(過去78〜99%→14〜77%で単調減少)・視聴9人全員が40%までに離脱・15人中2人が3日以内にブロック | 登録から数時間で関心が消える層=流入(クリエイティブ)の質 |
ステップLINE 開封率:今回 vs 過去ベースライン(特典配布用・動画誘導)
| メッセージ | 今回 開封 | 今回 クリック | 過去 開封 | 過去 クリック |
| 1通目(登録直後・動画URL) | 93% | 100%(15/15) | 110% | 93% |
| 2通目(1時間後) | 77% | 8% | 99% | 24% |
| 3通目(1日後 朝7時) | 56% | 22% | 90% | 10% |
| 4通目(1日後 19時) | 33% | 0% | 78% | 12% |
| 5通目(2日後 朝7時) | 29% | 0% | 86% | 7% |
| 6通目(2日後 19時) | 14% | 0% | 82% | 13% |
| 7通目(2日後 22時・最終) | 43% | 14% | 97% | 25% |
過去コホートは最終便まで97%が開封し続けた。今回は時間とともに単調減少=登録直後がピークで関心が減衰していく行動パターン。
5. 考察と、西村さんにご相談したい論点
考察(児島の仮説)
- 「◯◯として、人前で話せるようになりたい」という願望形コピー+洗練された人物画像は、痛みが浅い層でもタップしやすく、自己選別が働いていない可能性。フォロー開封の単調減少(数時間で関心が消える)と整合。
- 第1〜2期(完走23%・成約各6件)→ ハート → 経営者 → 今回と、訴求がきれい・ポジ方向へ動くにつれ完走率が階段状に低下してきた。
- ROASで見ると、成立していたのは第1期(4.60倍)・第2期(3.13倍)・第3期Part2(4.96倍)の3つ。戻れる実績座標が複数ある。
ご相談したい論点
- あがり症のような「痛み駆動」の商材で、願望形・ポジティブ訴求はやはり不利でしょうか。「痛み・損失」側に振る場合、Metaのマルチモーダル審査(症状表現・特別カテゴリー)との両立をどう設計されますか。
- 回帰先の選択: 実績は第1期(完走23%・ROAS4.60)・第2期4本ローテ(ROAS3.13・登録数最多)・第3期Part2経営者画像(ROAS4.96・少数精鋭)。どの座標に戻して1変数ずつ検証するのが定石でしょうか。
- 表面のCTR・CPM・登録CPAが良好なまま質だけ崩れるケースで、何日目・どの指標で入れ替え判断をされますか(当方は完走率とステップLINE開封を先行指標として監視中)。